腰痛
腰痛の85%は「非特異性腰痛」と言われていました。
※非特異性腰痛は医師の診断でレントゲンやMRIにて原因が特定できない症状の腰痛の事を言います。
近年では、腰痛の原因の椎間関節が22%、筋・筋膜性18%、椎間板性13%、狭窄症11%、椎間板ヘルニア7%、仙腸関節性6%という報告もありますが、原因不明などをふくめると筋肉や筋膜などに異常がある事が多いと言うことになります。

最近では、一般にコルセットなどの脱着可能な腰椎固定装具(コルセット)は、腰痛治療に効果がないと言われてます。
また、腰痛の手術で脊椎固定術を実施しても35%は腰痛が治らないという報告があります。
腰痛のきっかけは、腰椎、骨盤、股関節のバランスの崩れが関係しています。
例えば座っているときは、真っすぐ立っている時に比べて1.4倍腰に負担がかかります。
加えて、猫背で座ったり、腰を丸めて座るとさらに負荷がかかります。


腰への負担が真っすぐ立っている時を100として、姿勢によってかかる負担は
仰向けで25
前屈で150
座位で140
座位+前屈で185
座位で重い物を持つ275
といった風に腰への負担が加わります。

また、同じ姿勢を取り続けるとお尻や腰の筋肉にストレスが溜まり腰痛につながります。
20~30分に一度姿勢を変える事をおすすめいたします。
また、精神的ストレスから腰痛に繋がる事があります。ネガティブな気持ちでいると自然に姿勢が悪くなります。また、自律神経が乱れて筋肉を緊張させてしまいます。
精神的ストレスから腰痛に繋がりやすい人の特徴
・自分に自身があり、他人に負けたくない。
・毎日忙しくすごしており、時間に追われている。
・ちょっとしたことで緊張やイライラしてしまう。
・一度に多くの事をやろうとする
・些細な事で怒る
・早口で大声である
・列に並ぶのが苦手
・早食いである
冷静に客観視できるように気を付けましょう。
運動不足で腰部の筋肉が血行不良になる事で腰痛になります。逆をいえば適度な運動を行うことで腰痛は改善されるという事です。
当院では、痛みを軽減する施術と共に運動療法やストレッチを指導いたします。
※以下の症状がある場合は、一度病院で詳しい検査をおすすめします。
・早く歩行できない、階段の上り下りが難しい。
・排尿障害や排便障害がある。