骨盤矯正
目次
・骨盤の基礎知識
・骨盤の2つのタイプ
骨盤前傾タイプ
骨盤後傾タイプ
・骨盤がずれやすい原因
・骨盤ズレが少なくなると(メリット)
・骨盤のズレがひどくなると(デメリット)
・よくある質問
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骨盤の基礎知識
骨盤は左右の寛骨、仙骨、尾骨で構成されます。寛骨には腸骨、坐骨、恥骨の3つの部分があり後方では仙腸関節・前方では恥骨結合を構成します。
特に仙腸関節はわずかな動きしかないですが腰痛などに影響を及ぼします。
そのわずかな動きによって、左右の骨盤の捻じれや足の長さに関与して腰の痛みの原因になる可能性がでてきます。
前方の恥骨結合では特に出産によって開きます。開きが残ると恥骨痛や尿漏れの原因になります。(産後矯正は出産後2か月~6か月がお勧めです。)

骨盤の2つのタイプ

骨盤前傾タイプ
女性に多いタイプ。反り腰のある方や出尻や下腹のポッコリなど特徴があります。
ポッコリお腹では、臓器が下がっている可能性があります。
また、循環が悪いので足のむくみなども出やすい傾向にあります。
骨盤後傾タイプ
長時間の座位が多い。高齢者に多い傾向があります。
膝などにも負担がかかりやすくひざ痛も同時に起こる傾向があります。
また、腰椎の弯曲が無くなりストレート化が起こり、腰椎ヘルニアや猫背姿勢になりやすい傾向があります。
骨盤がずれやすい原因
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日常の癖
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運動不足などの筋力が低下
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妊娠出産などの体の変化
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精神的な問題(ネガティブ感情・メンタル)
日常の癖
足を組む、座りかたが悪い(女の子、横座り、ぺったんこ、あぐらなど)
常に同じ方向を向いている(作業や物の位置)
合わない家具を使う(ソファや椅子・机)
仕事・運動などのハードワークによるもの。
合わない靴、特にヒールの高い靴など履いていませんか?
足を4の字にして寝ていませんか?骨盤が歪んでいる可能性が高いです。

運動不足などの筋力が低下
デスクワークや座りっぱなしだと特にお尻の筋力や太ももの筋力、体幹の弱さによって骨盤がずれやすくなります。(筋力の痩せ)
これらの筋肉のバランスにより、骨盤は保たれています。
また、極端に内股や外股だと骨盤周り筋肉のバランスが崩れています。

精神的な問題(ネガティブ感情・メンタル)
悩みがあったり、精神的ストレスが続く事でどうしても姿勢が崩れてしまいます。
結果として骨盤や内臓に影響がでてきます。
気分転換が姿勢を改善 することにもつながります。また、一人で悩みを抱えずに信頼のできる人に話す事で改善されます。
ストレス性のから姿勢が悪くなると自律神経が弱くなる影響で、ニキビ、アトピー、めまい、耳鳴り、パニック障害にも影響があると言われています。

生活習慣など見直して、骨盤の歪みの少ない体づくりを行っていきましよう。
骨盤ズレが少なくなると(メリット)
・歩行がきれいになる。(歩き方の変化)
・体幹のブレが少なくなるので疲れにくくなる。
・ぐらつきが少なくなり運動能力の向上も期待できます。(ゴルフスイングの改善)
・肩こりや腰痛の予防になります。
・便秘や下痢の解消につながります。
・代謝が良くなるので、結果として痩せやすい体(ダイエット)にもつながります。
・お腹が痩せて見える。くびれができることも。(ポッコリお腹の改善)
など多くのメリットが見込まれます。

骨盤のズレがひどくなると(デメリッ ト)
上記メリットの相反する事が起こります。
他には代謝が悪くなるので痩せにくい体質(リンパの詰り)や体のだるさや下半身がでかくなりむくみに繋がります。
土台である骨盤のズレにより、猫背になってしまい息苦しさから浅い口呼吸になってしまいます。また、頭痛の原因やおしりが痛くなることも。
骨盤周りがゴリゴリ、ポキポキするという方もおられますその場合、股関節の可動性が悪くなっているかもしれません。また、一部の方は股関節の影響で膝が曲がってきてO脚やX脚になっておられます、O脚になると軟骨損傷(半月板損傷)、変形性膝関節症、腸脛靭帯炎なども気を付けなければなりません。
骨盤のズレから肩甲骨の位置にも影響を及ぼし、背中や腰の筋肉が牽引され続けることで、ぎっくり腰や腰痛が慢性化するとヘルニアや脊柱管狭窄症になる可能性まであります。

骨盤でよくある質問
・骨盤の歪みは遺伝しますか?
骨格の形状は遺伝するかもしれませんが、主には筋肉や骨格の捻じれで生じることが多いのであきらめる必要はありません。生活習慣的要素が大きいので合わない家具での生活や家族の中で同じ物を使って生活しているので、似てくる可能性があります。
・サポーター・ベルト・ギブスは効果ありますか?(ガードル、矯正下着も同様)
着用中は改善しますが外すと姿勢が維持できず元に戻ってしまいます。効果は一時的と考えます。
・年齢は関係しますか?
改善のしやすさは若い方は筋肉が柔らかいので改善しやすいと言う要素はありますが、60才や70才でもあきらめる必要はありません。また、骨盤の開きは筋肉の弱さなど年齢に応じて出てくる可能性があります。
・寝方は関係しますか?(寝相)
常に側臥位(横向け)で寝ていると、片側に圧がかかり左右の骨盤の開きや骨盤の捻じれが生じます。そこから骨盤から脇腹まで痛みがでたりします。
また、寝具(布団・ベット)でも影響する可能性があります。マットレスの劣化や柔らかすぎる布団など影響を及ぼす事も。やや硬めの敷布団がおすすめかと思います。
・ゲーミングチェアやデスク専用チェアーは骨盤に効果的ですか?(クッションなど)
座り方に問題があるかと思います。
正しい座り方などが身につけば問題ないかと思います。
基本的には、骨盤を立てて座る事が重要だと思うので意識から始め、正しい座り方を体に身につけましょう。
・骨盤はどれくらいで治りますか?
人によって様々です。矯正だけでなく生活習慣も見直す必要があるために様々です。
体幹が弱いと姿勢が良くない事が多いので体幹を鍛えましょう!
体幹が鍛えられるスポーツや運動
水泳・ボルダリング・乗馬・体操・バレエ・ヨガ・ピラティス・ラジオ体操を真剣に行う
など
また、日常生活をしていると体の歪みは多少出てきます。筋力を付けて歪みにくい体を手に入れましょう。
・骨盤が歪んでいると妊娠しにくいのですか?
骨盤の環境が悪いと妊娠はしにくくなると思います。誰しも居心地の良い環境で生活したいはずです。それと同様に体内で赤ちゃんも育ちやすい環境を作ってあげる必要もあるのではないでしょうか?
例えば、胃などの内臓器官が下垂により子宮や膀胱を圧迫していると仮定して、常に狭く苦しい環境でのびのび育つ赤ちゃんが育つイメージができますでしょうか。
妊娠中においても骨盤周りの環境が胎児に血流(栄養)など行き届きにくくなるために影響があるかもしれません。姿勢を正しくしましょう。
・くすぐったいのですが。
骨盤の周りなど触るとくすぐったいとおっしゃる方が時々おられます。
肌が敏感でくすぐったいのであれば仕方がないです。
ただ筋肉に圧をかけてくすぐったいのであれば状態としては悪いと考えてください。
ただ、一度の施術だけでは改善しないものが多く、自宅でストレッチや体操もしていただきます。
・骨盤まわりにピリピリする痛みがある。(特にお尻周り)
坐骨神経痛かもしれません、一度画像診断などした方が良いかもしれません。病院にて診断してもらうのも良いでしょう。
・骨盤矯正すれば早く走れますか?(ランニング)
早く走れるかはわかりませんが、ランニングされておられる方の癖などを見ると、左右の回旋の差や体軸のぶれが少なくなりスムーズ(身体使い方がよくなり)に走れると思います。
・骨盤が狭い。(細い)
女性でよく言われるのが、骨盤の開きが狭いと言われることがあります。
男性では問題がないことが多いです。
女性では、うらやましい方もおられる反面。出産時に帝王切開を選択される可能性が高いです(産道が狭く出産が難産になるため)。
・骨盤が広い。(骨盤出っ張りが気になる)
加齢によって筋力が低下して、広がります。
筋力の強化が必要になります。また、広がりによって腰痛が出たりすることもあります。
出産で広がります。出産の骨盤の広がりは・・・産後矯正ページで
自分の骨盤がどうなっているのか分からない方が多いのが現状です。一度絆整体院でチェックしてみませんか?
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整体院ではエクササイズやストレッチの指導もおこないます。